トランス工事

トランスは、事業所内で使用する電気容量を計算して、適正な大きさのトランスが設置されています。

テナントビルなどでは、オフィス系の会社から飲食店に衣替えするなど、業態が変わってしまうケースもあります。飲食店などでは、空調機・冷蔵・冷凍機・厨房機器などの設備を使用するため、電気の使用容量も大きくなります。

このようなケースの場合、キュービクル内のトランスそのものの容量が足りずに、電気が供給できなくなることがあり、トランスの容量をあげる必要が生じます。

また、費用負担を抑えるため、中古のトランスの販売もおこなっております。ご希望の方は、お問合せください。

トランスの増設工事には、下記の注意点がございます。

• トランスの搬入経路の確認
• 既設キュービクル内に設置スペースの確認
• ＰＣＢの確認

トランスは非常に重い設備です。小さいもので１００ｋｇ、大きくなると数トンの重量となります。そのため、事前に搬入経路を確認する必要があります。

また、そもそも、トランスがキュービクルの箱の中に収まらなければ、交換・増設することもできません。キュービクル内に設置スペースがあるか、あわせて確認する必要があります。既設キュービクルに設置がおこなえない場合は、サブのキュービクルをもう1基増やすこととなります。

そして、もっとも重要なことが、ＰＣＢの混入を確認する必要があります。ＰＣＢが混入している場合、専門機関に廃棄手続きを依頼するため処理も複雑になります。

トランス増設工事時には、上記のような注意点がありますので、ご注意ください。

ＰＣＢについては、下記の「お役立ち情報」内で、更に詳しく解説しております。

トランス工事をおこなう場合は、電力会社への申請業務のみとなります。選任の主任技術者の立合いは必要となりますが、電力会社の立合いはございません。

都内のＫＴビル様にて、トランスの増設工事をおこないました！
地下フロアに飲食店が開業するため、それに伴いトランスの容量アップが必要になりました。
お店のオープンも近いため、一刻も早い工事を希望されていました。
必要な容量のトランスも用意することができ、無事に工事を終えることができました！