キュービクル保安点検(保守点検)・キュービクル新設工事・リニューアル工事・耐圧試験・清掃・各種申請のことなら、オルテにお任せください。
お知らせ
正社員・委託技術者を募集中
お気軽にお問合せください
03-5805-0035
保安点検ドットコム - キュービクル点検・保守・管理をお任せください。
保安点検ドットコムが提供するキュービクルまわりのお役立ち情報です。
SOGとは、「Storage Over Current Ground」の略称です。
PASやUGSに付属する保護継電器装置です。
PASやUGS以降の構内(需要家側)の高圧設備が、短絡や地絡した場合に、PASやUGSを開放(遮断)させて波及事故を防止します。
SOGの動作には、「SO」と「GR」があります。
まずは、「SO」についてご説明します。
「SO」Strage Over Currentの 略は、「蓄勢+過電流」となり、短絡電流のことをいっています。
PASやUGSは、負荷電流を遮断することができるのですが、短絡電流のような大きな電流は、遮断することができません。
このため、PASやUGSが遮断可能な電流を超える電流が流れた場合には、以下のような動作をおこないます。
続いて、「GR」についてご説明します。
「GR」Ground Relayの略です。
想定した以上の地絡電流が流れた場合に動作をおこないます。
電力会社の配電用遮断器が、地絡電流を検知して遮断する前に、PASやUGSを遮断させる機能です。
方向性は、PASやUGS以降の構内(需要家側)の高圧設備が、短絡や地絡した場合のみ開放動作(遮断)をおこないます。
正確にいうと、「DGR Directional Ground Relay 地絡方向継電器」といいます。
無方向性は、PASのみ存在しますが、需要家(お客さま)の引き込み高圧ケーブルが長い場合は、自分の事故のみではなく、同じ系統の送電線に接続されている他の需要家の設備で発生した事故の場合でも、動作をしてしまうことがあります。
架空引き込み(電柱から電気が供給されること)でPASが未設置の場合や、地中引き込み(地中から電気が供給されること)でピラジスコンやモールドジスコンが設置されている需要家では、短絡や地絡が発生した場合、自動に開放(遮断)する機器が、キュービクル内部の主開閉器(LBSなどの遮断器)になるため、主開閉器より送電線側の引き込み高圧ケーブルで事故が発生した場合は、仮に主開閉器が開放(遮断)されたとしても、事故原因を送電線から切り離すことができない状態になるので、波及事故になってしまいます。
私たちは、丁寧な対応を心がけております。上記のようなご相談はもちろん、疑問や悩み事など、なんなりとご相談ください。